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川崎市立多摩病院中央滅菌室を訪ねて ベッドサイドを支える、新しい中央滅菌室の姿

連載3 作業環境を重視した機能的なレイアウト

メンテナンスのしやすい環境づくり

「じつは、病院の基本設計当時、中央滅菌室はなかったのです。中材業務はすべて外注するという発想だったからなのですが、それでは一次処理の中央化も難しくなり、器材のメンテナンス、管理等にも目が行き届かなくなります。そこで、中央滅菌室と物流センター、オペ室のレイアウトも書くから中材の場所がほしい、と川崎市に掛け合いました」(田中さん)
当時を振り返って倉岡さんは、「病院の建設と同時に業務の運用システムを作り上げていったのですが、市は現場の意見を取り入れてくださり、設計の見直しや修正など柔軟に対応してくださいました」と語ります。
設計に携わることになった田中さんは、不眠不休で取り組むことになりました。
「スペース的な制限もありましたから、中材はメンテナンスのしやすい環境にしようと考えました。そこで、当時は一般的でなかった洗浄と組立ゾーンを区切ることにしました」洗浄ゾーンで発生するノイズをできるだけ遮断することで、「組立ゾーンで点検作業をするスタッフの注意を細かいところにまで向けさせたかったから」と田中さんは言います。
できあがった中央滅菌室は、洗浄ゾーン、点検・組立ゾーン、滅菌ゾーン、既滅菌ゾーンという4つのゾーンで構成されています。このレイアウトによる効果を倉岡さんは、「よくここまで見つけるなと田中が言うくらい、スタッフは器材の不備等を見つけています」と評価します。

新たな中材の取り組み

開院して5年目を迎え、中材の業務システムも軌道に乗って運用されていますが、今後の展望について田中さんは、「まだシステム化できていないのが、メンテナンスの履歴管理です。メンテナンス履歴を持った医療器材が滅菌保証され供給されている、というところまで高められたらと思います。やるべきことはまだまだあります。でも、メンテナンス作業自体はだいたいのところまでできていると思っています」と自信を持って語られました。
病院のあらゆる部署に中材スタッフが出向き、それを支える業務システムが効率的に運用されていく。そこに、新しい中材の姿を見る思いがしました。

(2010年11月現在)

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