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信州大学医学部附属病院 手術部と材料部を訪ねて
信州大学医学部附属病院
信州大学医学部
附属病院
〒390-8621
長野県松本市旭3-1-1
TEL.0263-35-4600(代)
FAX.0263-37-3024(総務課)
<病床数>707床
<診療科>
  • 内科:呼吸器・感染症内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、脳神経内科、リウマチ・膠原病内科、内科総合外来、糖尿病・内分泌代謝内科、精神科、小児科、皮膚科、放射線科
  • 外科:消化器外科、移植外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、脳神経外科、特殊歯科・口腔外科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、産科婦人科、麻酔科蘇生科、形成外科、救急科、高度救命救急センター、RI 診療室、新生児集中治療室、集中治療部
長野県中部に位置する松本市、その市内中心部に信州大学医学部附属病院はあります。同院は、高度救命救急センターとして、また、長野県における都道府県がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院等、高度先進医療を担う地域医療の拠点病院として、その役割を果たしています。今回は、手術部と材料部が入る診療棟の設計から携わり、滅菌物管理システムの構築を進める手術部 助教の工学博士 古畑貞彦先生と手術部兼材料部看護師長の林知子さん、材料部業務責任者の長根一也さんに、それぞれの現場からお話をうかがいました。

連載1 独自開発の滅菌物管理システムが稼働中


手術部助教工学博士
古畑貞彦先生
 信州大学医学部附属病院では2012年3月より、材料部から手術部に払い出される器械の滅菌物管理システムが稼動しています。
 システムを開発した手術部の古畑先生は、「2011年に材料部の滅菌装置を更新する際、サクラ精機の担当者の方から『病院内のあらゆる滅菌物のトレーサビリティシステム、サクラ サプライ マネジメント システム(SSMS)を導入しませんか』とのご提案をいただきました」
 SSMSとは、2次元コードとネットワークにより、病院内のあらゆる滅菌物の使用状況と所在を一元管理する “滅菌物品質管理システム” と、洗浄装置と滅菌装置の稼働状況をリアルタイムで監視する “洗浄装置・滅菌装置モニタリングシステム” から構成されています。SSMSは、滅菌物の品質と安全性の確保を主眼に、滅菌保証をサポートすると共に、ISOや病院機能評価の取得に向けた取り組みを支援するトレーサビリティシステムとなっています。
 このSSMSの提案を受けた古畑先生は、「私も数年前からICタグを使った器械管理システムに実験的に取り組んでいましたので、これはいいと思って導入したかったのですが、予算的に厳しかった。そこで、SSMSは “洗浄装置・滅菌装置モニタリングシステム” を導入し、 “滅菌物品質管理システム” については独自のトレーサビリティシステムを構築することとして、ゼロから着手することにしたというわけです。現在は、材料部と手術部に限定したローカルシステムで、コンテナセットの個別管理となっていますが、コンテナの使用状況と所在を一元管理する “滅菌物品質管理システム” と、滅菌装置の稼働状況をリアルタイムで監視する “滅菌装置管理システム” からなっています」

コンテナのICタグをハンディターミナルで読み込むことで、 “いつ、誰が、どこで、どのような処理をしたか” がわかります。
 手術部兼材料部の看護師長 林知子さんは、このシステムについて、「一番のメリットは、コンテナセットの所在がすぐにわかるということです。数の少ないコンテナセットもありますから、緊急手術が入ったというときにも、それが今どこにあり、どういう処理がなされているかということが、モニターの画面からすぐに知ることができます。また、履歴管理という面でも非常によいと思っています」
 林さんは、システムの開発中に古畑先生から意見を求められることもしばしばで、「最小限、手術部の私たちに手間がかからないような方向で考えてくださいました。たとえば、コンテナセットが手術室を出入りする際、自動的にセンサーがコンテナを読み込むなど、私たちの負担がなるべく少ないように考えてくださいました」その上で林さんは、「あとは、手術部の看護師の皆さんに、きちんと滅菌処理されたものが患者さんに提供されているのだという意識を持ってもらえたらと思っています」と滅菌物管理システムの有用性を語ります。同院独自の滅菌物管理システムが稼動して2年目。このシステムの成功に向けた取り組みが、今、始まっています。


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